46歳の男が、清潔感に投資している話をする。
シミも取った。目のクマも取った。ボトックスも打った。歯の矯正も検討中だ。
「いい歳して」と思われるかもしれない。実際、俺も最初はそう思っていた。
寝込みながら、YouTubeで「清潔感」を検索していた
うつから復帰したあと、しばらく何もしていなかった。
鏡を見れば、15kg増えた体、疲れた顔、増えたシミ、目の下のクマ。「まあ、歳だしな」と思った。思ったけど、そこで終わりだった。
正直に言うと、そんな元気がなかった。
3年半、ほとんど何もしていない。
回復には、段階があった。
まず、通勤電車での過ごし方が変わった。
前の職場にいた頃は、電車でほぼ寝ていた。疲れていたのか、現実逃避だったのか、とにかく起きていられなかった。(不思議と、乗り過ごすことはほとんどなかった。たまにあったけど🤣)
それが、異動して人に恵まれて、少しずつ回復してきた頃——寝ないで、YouTubeを観たり音楽を聴いたりするようになった。
そして、両学長のライブを聴くようになった。毎日およそ2時間。たぶん2年くらい続いている。
ここで書いておきたいことがある。俺はうつになる前から、全力で両学長を推していた。
住宅ローンを組んだ頃にYouTubeで出会って、家計を見直して、簿記とFPを取った。当時はまだリベシティにも入っていなかったし、毎日ライブもやっていなかったと思う。それでも動画で勉強していた。
そして、うつになって、離れた。
電車で聴くようになったのは、その学長との再会だった。
そして去年の夏。
母の認知症と、妹のこと。介護について考えなければいけなくなって、情報を探していた。
「介護の情報、ないかな」——それだけの理由で、衝動的にリベシティに入会した。
そうしたら、たまたまその月に幕張メッセで「お金の勉強フェス」をやっていた。これも衝動的に、3日のうち2日参加した。
学長と握手した。
そこから、だんだん前向きになっていった。これが最初のきっかけだ。
そして翌月、父のがんが分かった。
おかしな話だと思う。でもそこで、なんだか吹っ切れた。
この先どうなるかは分からない。ただ正直に言えば——あのあたりで、うつを克服した感じがある。
それでも、最初に思ったのは見た目のことじゃない。
人との信頼関係が、いちばん大事だということだった。
それで、職場のパートさん一人ひとりと、暇な時間に話すようにしてみた。自分のことを話して、相手のことを聞いて、雑談して。そうしているうちに、少しずつ信頼関係ができてきた。
そして——その人たちに、よく思われたいと思った。
断っておくと、下心の話ではない。人として、の話だ。ただ正直に言えば、オスはいつまで経っても、女子によく思われたい生き物らしい🤣
ここで初めて「見た目」が出てきた。清潔感って大事だな、と思ったのだ。
そして決定的だったのは、そのあと。
なぜかYouTubeで「清潔感」「スキンケア」を検索していた。
今年の2月だ。熱で寝ながら、知らないおじさんがスキンケアを解説する動画を、延々と見ていた。
そして「よし、やるぞ」と思った。
かっこいい決意の瞬間じゃない。ベッドの中で、汗だくで、なぜかスマホを握っていた。それだけだ。
でも、あそこが始まりだった。
生まれつきの何かじゃない。
「若作り」じゃなくて「機嫌取り」
俺がやっていることは、若く見せたいわけじゃない。20代に戻りたいとも思わない。
やっているのは、自分の機嫌を自分で取る技術だ。
鏡を見て「まあ悪くないな」と思える日は、その日一日の判断が少し前向きになる。逆に「うわ」と思った日は、なんとなく一日中ダメだ。
これ、精神論じゃなくて実感なんだ。
でも、外から上げてもいい。
うつになった土壌には、「プライドは高いのに自己肯定感は低い」という自分がいた。人と比べては落ち込む。ずっとそうだった。
だから今は、その自己肯定感を設計している。順番をつけて、予算を決めて、投資している。家計管理と同じやり方で。
毎日やっていること
まず、金のかかる話じゃない方から書く。ここが土台だ。
ボディーオイル
香水(場面で使い分け)
ボディートリマーで体毛を整える
デオドラント
爪のお手入れ
全部、YouTubeで教わった。美容系の発信をしている人が何人かいて、このあたりを今も見ている。
正直、最初は面倒だった。朝晩2回、顔に何か塗るだけのことが面倒だった。
でも1ヶ月続けたら、やらない日が気持ち悪くなった。歯磨きと同じだ。
意外だったのは爪だ。これは自分では気づかなかった。動画で「手元は見られている」と言われて、初めて意識した。
今は常に短く切って、磨いて、ほどよくピカピカにしている。
そして思い出した。元気がなかった頃は、面倒で切っていなかった。伸びたまま放っておいて、割れてしまうこともあった。
爪くらい、誰も見ていないと思っていた。でも今は分かる。あれは、自分が自分を放っておいたサインだった。
そして気づいた。清潔感って、施術じゃなくてこっちなんだ。シミを取っても、脂ぎった顔で汗臭くて爪が伸びていたら、意味がない。
千円カットをやめた
これは分かりやすく効いた話。
ずっと千円カットだった。安いし、早いし、それで十分だと思っていた。
きっかけはこれもYouTubeで、こう言われていたからだ。
それで、少しずつ上げてみた。
↓
3,800円の美容院
↓
5,000円のしゃれた理髪店(今ここ)
いきなり5千円にはしていない。3,800円を試して、良かったから次を試した。
結論から言うと、髪型で顔は変わる。シミ取りより、たぶん見た目への影響は大きい。
そして月1回のことだ。月4千円の差で、毎日の見た目が変わる。こう考えると、むしろ安いほうだと思った。
安いものを選ぶのは大事だ。でも「安いから選ぶ」と「これでいいと決める」は違う。
ちなみに、まだ変えるかもしれない。それでいいと思っている。一つ試して、良ければ残す。それだけだ。
やってきた順(お金をかけた方)
ここからは金のかかる話。順番も含めて書いておく。
先に言っておくと、俺は「自分に使う100万円」を別枠で用意していた。
髪だけで月6,000円。年に72,000円。10年で72万円。安くはない。
でも、それでコンプレックスがひとつ消えるなら、投資としては悪くないと思った。家計を見直して浮かせた金の、使い道のひとつだ。
2025年12月 目のクマ取り(裏ハムラ・手術)
2026年 8月 ボトックス(初回)
検討中 歯の矯正/脱毛(マラソン後)
AGA治療は、髪の話だ。実は小学生の頃から気にしていた。「髪がサラサラで少ない」。40年ぶんの宿題みたいなものだ。
ちなみに2025年11月のこれは、全部同じ日に決めている。
朝7時に「薄毛どうしよう」と調べ始めて、昼前にはシミ取りと脱毛とサロンの予約を取っていた。3時間半だ。
迷っていた期間のほうが、ずっと長かったのに。
クマ取りは普通に手術なので構えた。でも終わってみれば「もっと早くやればよかった」だった。
ボトックスは今月やった。エラに打って、ついでにおでこにも打った🤣
歯の矯正は、いま一番やりたいことだ。毎日鏡で見るから。笑うたびに効くから。一生モノだから。これが本当は1位。
実は10年くらい前に、一度やろうとしている。
裏側矯正で140万、抜歯あり。始める直前だった。でも、転勤になった。
転勤先の歯医者で抜歯を頼んだら、「歯は抜かないほうが絶対いいですよ」と言われて、別の方法を勧められた。じゃあそれで、とお願いしようとしたら、今度は「親知らずを抜いてください」。説明が何もなく、いきなりだった。
不信感が残って、やめた。それきり10年だ。
親知らずは、その後べつの理由で3本とも抜いてある。今度こそ、やる。
脱毛は今のところボディートリマーで調整している。マラソンが終わったら考える。
ひとつだけ、順番の失敗談
これは知らないと損をする話。
レーザーのシミ取りと、夏のランニングは相性が最悪だ。
施術後の肌は紫外線に極端に弱くなる。そこに朝ランで日焼けをすると、色素沈着でシミが逆に濃くなる。よくある失敗らしい。
なので今年はこうしている。
夏 … ボトックスと美肌ケア(レーザー以外)
11月 … フルマラソン
冬 … シミ取りと脱毛
やることは同じでも、順番を変えるだけで結果が変わる。これ、お金の話にも人生にも通じる気がしている。
娘に言われた「一重」の話
最近、11歳の娘が自分の一重を気にし始めた。
「気にするな」とも「そのままでいい」とも言わなかった。代わりにこう言った。
「パパもずっと一重だったんだよ。大人になったら、勝手に二重になった」
本当の話だ。医者にも「癖がついて変わったんだね」と言われた。
悩みを否定しないで、未来の可能性を見せる。実物サンプルが目の前にいるのは強い。
ニキビも気にしていたので、皮膚科に連れて行くことにした。「そんなの気にするな」で済ませなかったこと自体が、たぶんあの子の中に残る。
40過ぎても、効きます
同世代の男に言いたいのは、これだけだ。
もう歳だから、は嘘だ。
俺は46歳で、うつをやって、15kg太って、いま走って、シミを取って、矯正を考えている。
手をかけた分だけ、ちゃんと返ってくる。顔にも、気分にも。
40過ぎても上げられる。